労働政策研究・研修機構の調査によると、専業主婦世帯の12.4%が「貧困層」にあることが分かった。貧困層世帯とは、子どものいる世帯を年収の高い順に並べ、全体の真ん中にある世帯を算出し、真ん中の世帯の年収の半分以下で暮らす世帯を指す。専業主婦世帯の平均年収は617万円だったが、夫の年収だけで生活できる富裕層と、妻がパートなどの働きに出られずに貧困層となる二極化が進んでいた。妻がパートに出ている世帯の貧困率は専業主婦世帯より3.8ポイント低くなっており、子育てで妻が働けずに貧困層に陥っている実態を浮き彫りにしている。 |