米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)が発表したヘッジファンドの運用成績を指数化した「ヘッジファンド総合指数」によると、11月末時点で昨年末比マイナス4.4%になることが分かった。リーマン・ショックの2008年には19%のマイナスを記録したものの、09年と10年は2ケタのプラス実績をしていた。欧州の債務危機問題により、株価下落や為替・商品市場の混乱を背景にヘッジファンドの運用成績が振るわず、損失を余儀なくされている実情がある。運用資産も、6月末に過去最高の2兆446億ドルまで膨らんだが、その後投資家の解約も進み、9月末時点では1兆9678億ドルまで減少した。 |