日本自動車販売協会連合会の調べによると、10月の新車販売台数は38万1114台となり、前年同月比25.2%もの大幅増となった。14か月ぶりにプラスに転じた背景には、東日本大震災による供給不足から脱し各社が増産体制で供給量を増やしたことが挙げられる。とくに、販売回復の遅れていた軽自動車が新製品の投入などで、13か月ぶりに前年同月を上回った。ダイハツが発売した「ミライース」はハイブリッド車並みの低燃費が支持され、発売2週間で過去最高の受注を記録した。ただ、今後はタイ洪水による部品供給停止による国内生産への影響も危惧されている。 |