世界経済フォーラムが発表した「2011年版世界競争力報告」で、日本の競争力総合順位が6位から9位に3年ぶりに順位が低下した。日本は「生産工程の先進性」「技術革新力」「研究開発投資」などといった民間部門での調査項目で首位となるなど高い評価を受けたものの、政府部門での「GDP比債務残高」が最下位となったのをはじめ「財政収支」「農業政策」など著しく低い評価となったことが総合順位に反映されている。また、同フォーラムでは「東日本大震災による悪影響は2012年版以降に反映される」ため、今後はさらに順位を落とすことは避けられない。 |