厚生労働省は6月20日~24日までにハローワークへ求人申込みがあった2012年春卒業予定の高卒向け求人数は4万346人で、前年度比9%減少したと発表した。とくに、東日本大震災での被災地である福島県は41%減、宮城県は28%と大きく下回っている。この時期の企業からの求人状況は採用姿勢を伺う指標とされるだけに、同省では「震災や原発事故による電力供給不足もあり新卒採用に企業の慎重姿勢がみられる」としている。また、来春卒業予定の大卒者向け求人でも、「減少した」する大学が全体の44%を占めており、来春も厳しい就職戦線が伺える。 |