内閣府が行った「結婚・家族形成に関する調査」によると、年収300万円未満層での男性既婚者は20代で8.7%、30代で9.3%にとどまっているのに対して、年収300万以上400万円未満層では20代が25.7%、30代で26.5%と2ケタ台に達しており、年収300万円が結婚への境界ゾーンになっていることが明らかになった。また、雇用形態別に既婚・未婚をみると、正規雇用の20代男性は25.5%(30代は29.3%)だったのに対して、非正規は4.1%(30代は5.6%)にとどまっていた。年収や雇用形態が結婚に大きな影を落としていることが浮き彫りになった。 |