東日本大震災の復興策を検討している復興構想会議が6月末の第1次提言で、復興に必要とする財源について、消費税や所得税などの基幹税での増税が不可欠だと明記する方針を固めた。原発事故処理費用を除いた復興費用は10~15兆円に達するとの政府試算もあり、これらすべてを国債発行で賄うことになれば、日本国債の国際金融市場での信用失墜を招き、経済への影響が大きいとして、増税不可避の立場で一致した。また、復興会議では、2030年まで原発を14機以上増設するエネルギー計画を見直すとともに、太陽光などの再生可能エネルギー活用の促進を提言するとしている。 |