経済協力開発機構(OECD)が発表した加盟各国の国民の暮らしの「幸福度」を評価した結果によると、「生活に満足している」日本人はOECD平均59%を大きく下回る40%にとどまることが分かった。OECDは国内総生産(GDP)に代わる国民の豊かさを図る指標として、家計、雇用、教育、健康などを総合した「幸福度世界共通の指標」を検討している。日本は、経済面では可処分所得がOECD平均を上回り、家計資産も同平均の2倍と恵まれ、労働年齢人口(15~64歳)の約70%が有給の仕事に就き、教育でも学歴や読解力はOECDの上位に入っている。しかし、生活への満足度は低かった。 |