日本経団連が集計した「大企業の節電計画」によると、大企業の8割弱が政府の求める25%削減目標の達成を目指していることが分かった。節電策については、電力使用量の少ない夜間・早朝や土日への操業シフト、夏季休暇の長期化が挙げている。政府の試算によると、夏の電力需要のピーク時では最大で800万キロワットの節電が必要とされ、そのうちの3割強を大企業などの大口需要家の削減で対応するものの、残り7割弱については中小企業や家庭での節電が求められることになり、今後、身近な生活での節電ムーブメントが起きることは必至となろう。 |