内閣府が発表した3月の景気ウォッチャー調査(街角調査)によると、足元の景況感を示す現状判断指数は前月比20.7ポイント低下し、景況感の落ち込みは過去最大を記録した。とくに、東北は同32.1ポイントと急激な低下となったほか、計画停電が実施された関東でも同24.2ポイント低下した。東日本大震災や福島原発事故で、企業や個人の景況感が急激に冷え込んでいることを浮き彫りにした。しかし一方では、建設資材や建設重機などへの復興需要も見られるとともに、家電量販店では関東以北で冷蔵庫や洗濯機といった白物家電が売れ始めるなど、夏以降、回復基調となる動きもみられる。 |