文科省と厚労省の調査による今春卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日時点で前年同期を2.6ポイント下回る77.4%になった。内定率の比較可能な1999年度以降で過去最低となった。大学生男子の内定率は78.9%(前年同期比1.2ポイント減)、女子は75.7%(同4.2ポイント減)で、文系は76.8%(同1.9ポイント減)、理系は80.3%(同5.9ポイント減)だった。地域別にみると、北海道・東北が0.5ポイントと僅かながら増加したものの、他の地域は軒並み前年を割り込んだ。文科省では「地震の影響で被災地の東北以外でも企業が内定を取り消したり、採用を控えたりする懸念がある」との危惧を指摘している。 |