総務省は2010年10月1日時点での日本の総人口は1億2805万人になったと発表した。前回調査の05年時点より0.2%の微増だった。都道府県別にみると、東京や神奈川県などの9都府県では人口増加がみられたものの、38道府県では減少に転じた。都道府県で最も人口減少率が高かったのは、秋田県のマイナス5.2%で、青森県(▲4.4%)、高知県(▲4.0%)が続いた。また、市町村で最も減少したのは奈良県の野迫川村のマイナス29.7%で最も高かった。地方の人口減少が深刻になりつつあり、地方経済だけでなく、医療・福祉、行政サービスなど多岐にわたる地域間格差が広がる懸念がある。 |