総務省の労働力調査によると、2010年に製造・建設作業に従事する就業者数は前年比約30万人減少の1277万人となり、統計開始の1953年以来、57年ぶりに首位から転落した。代わって首位に躍り出たのは、1284万人が従事する事務職が最多の就業者数となり、日本の就業構造が大きく変化する潮目となった。3位にはエンジニアやプログラマーなどの専門・技術職で、5位には介護も含む保安・サービス職となった。4位の販売職は減少ペースにある。産業構造の変化で、専門・技術職やサービス職などでの雇用はさらに増加していくものとみられる。 |