内閣府が行った「介護保険に関する世論調査」によると、自身や家族に将来介護が必要になることへの不安を抱いている人が4分の3を超えることが分かった。7年前の前回調査より5ポイント以上も増えており、老後に寝たきりや認知症になることへの不安が増していることを浮き彫りにしている。また、介護保険料の増加を抑える方法を尋ねたところ、「公費(税金)負担割合の引き上げ」(43.1%)で最も多く、「保険料増加はやむをえない」(35.7%)、「40歳未満からも保険料を徴収」(29.1%)が続いた。さらに、行政が重点を置くべき施策として、「介護人材確保のための賃金アップなどの処遇改善」(52.0%)が最多だった。 |