国税庁が公表した「2008年度分税務統計から見た法人企業の実態調査」によると、赤字法人は185万6575社となり、赤字法人割合が前年比4.4ポイント増の71.5%となったことが明らかになった。赤字法人割合の7割超は調査開始の1951年分以来初めてとなるほどに深刻な向きがあるとともに、一昨年の世界同時不況による業績悪化での企業収益の低迷が鮮明となった。事実、2008年度分の営業収入金額は、前年度比9.2%減の1419兆5138億円と5年ぶりに減少。黒字法人の営業収入金額も同27.0%減の834兆5336億円で5年ぶりに減少し、所得金額も同36.2%減の35兆2209億円と2年連続の減少と、ともに前年を大きく下回った。 |