総務省が集計した都道府県の2009年度決算で、歳出総額が50兆2453億円で、前年度比6.1%増となり、11年ぶりに拡大に転じたことが分かった。国からの介護事業の臨時交付金や基金の積立金が前年度比86.9%と大幅に増加したことで歳出総額が増えている。一方、歳入総額は6.1%増の50兆9682億円。このうち地方税収は17.5%減少の16兆5088億円と大幅に減ったものの、地方交付税や臨時交付金などの国からの支出金が増えており、国からの支援失くしては財政運営できない地方自治体の実情を浮き彫りにしている。 |