内閣府が生涯を通じて税金や社会保険料の負担が社会保障の受益をどれだけ上回るかを示す「生涯純負担(1人当たり)」を都道府県別に初めて試算したところ、最も純負担が大きい東京都(4415万円)と最も少なかった沖縄県(248万円)では、約4200万円近い差があった。試算では、税金や社会保険料という負担から、年金や医療・介護などの社会保障費の合計である受益を差し引いた純負担額を計算したもの。税負担には法人税も含まれていて大都市圏では負担が大きくなっているが、内閣府では「所得の高い地域の負担が他の地域に回る再配分機能が働いている」と分析している。都道府県別の生涯純負担の平均値は2139万円だった。 |