日本生産技能労務協会のまとめによると、製造業派遣を利用しているメーカーの86.1%が「製造業派遣の禁止」に反対していることが分かった。同協会は製造業系の人材サービス会社で構成され、その取引先のメーカーである電気・自動車などの1291事業所を対象に調査したもの。今国会での成立を目指す労働者派遣法改正案に、製造業派遣や登録型派遣の原則禁止を盛り込まれているが、今回の調査で圧倒的に製造業界からの反発が強いことが浮き彫りになった。「禁止に反対」する理由として、「自社では生産変動や繁忙時の人員調達ができない」「直接雇用した場合、労務・管理コストが増大する」が挙げられた。 |