総務省がまとめた7月の家計調査によると、猛暑を背景として、エアコンや飲料などの猛暑関連商品の支出が伸び、前年同期比1.1%消費支出が増加していることが明らかになった。扇風機や除湿器などの冷暖房器具が前年同期比66.8%増えたのをはじめ、エコポイント制度もあって、エアコンは同52.2%もの大幅な伸びを示した。また、食料品もアイスクリームや飲料が2ケタの伸びとなった。三菱モルガンスタンレー証券景気循環研究所では、こうした7~8月の夏物消費は平年より2600億円押し上げると試算している。まだ続くとみられる猛暑に加えて、エコカー補助の対象期限が9月末に迫り、駆け込み需要も見込まれており、8~9月も個人消費は伸びるとみられる。 |