内閣府の調査によると、「ひきこもり」状態にある若者が全国で推計約69万6千人いることが判明した。調査は無作為抽出した15~39歳の5千人を対象に実施(有効回答65.7%)。「ひきこもり」は、精神疾患や病気以外の理由で「家や部屋から出ない状態が半年以上続く」ことを定義し、調査では59人(1.8%)が該当した。「ひきこもり」状態になった動機(複数回答)では、「職場になじめなかった」「病気」が23.7%で最も多かった。次いで、「就職活動がうまくいかなかった」(20.3%)、「不登校」(11.9%)が続いた。また、「部屋に閉じこもりたくなる」というひきこもり傾向のあった人も131人(4.0%)あり、全国推計値では155万人に達する。 |