経済産業省は「エネルギー基本計画」を推進すれば2030年の二酸化炭素(CO2)排出量は1990年比で約30%削減できるとの試算を発表した。「エネルギー基本計画」は国のエネルギー政策の指針となるもので、①エネルギー自給率を現行の38%から70%程度に上げ、②CO2を排出しないゼロエミッション電源比率を現行の2倍の約70%にするなどの目標を掲げている。家庭やオフィスなどの民生部門ではエネルギー効率の高い照明や空調設備などの普及で省エネ対策を徹底し、運輸部門では新車の最大7割を次世代自動車に切り替えることなどでCO2の排出削減を図る計画である。 |