総務省のまとめによると、2009年の完全失業者数は336万人に達し、前年比27%もの大幅な増加になっていることが分かった。このうち、3ヵ月以上の失業者は214万人(前年比29%増)、さらに1年以上の失業者数は95万人(同9%増)にも上る。こうした失業期間の長期化は若年層で顕著になってきている。失業期間が3ヵ月以上の失業者のうち、25歳~34歳が前年比36%増加、15~24歳は同35%増となっており、平均を大きく上回っている。こうした若年層の失業期間が長期に及んでいる背景には、希望する仕事がない求職と求人のミスマッチがあり、事実、ミスマッチによる失業者の割合は15~24歳で45%、25~34歳で36%に上っている。 |