内閣府と総務省消防庁が全自治体を対象にした調査によると、大地震などの震災時に職員の迅速な参集や食糧備蓄といった業務継続の体制を整備している市区町村は6%(99)にとどまっていることが判明した。この調査は、首都直下地震が発生した際の中央省庁の業務継続のためのガイドラインに準じて、①防災担当者以外の全職員の参集計画ができているか、②3日程度の食糧備蓄ができているか、③生活保護支給などの地震時も継続が欠かせない業務のリストアップができているかを尋ねたもの。また、震度6弱以上の地震発生時に各種届出などの通常業務を円滑に行えるかとの問いには、「できない」とする市区町村は1208(68%)にも上った。 |