厚生労働省は民主党がマニフェストに盛り込んだ最低賃金800円(時給)を下回る賃金で働く労働者は、全労働者の8.8%を占める255万人であると発表した。最低賃金は労働者に支払わなければならない下限の賃金額で、09年度は全国平均713円だった。民主党は政権公約として、最低賃金を今後4年間で800円にし、さらに将来的には1000円に引き上げるとしている。このため、経産省と共同での「最低賃金引き上げ対策検討チーム」を発足し、中小企業の支援を含めた具体策を模索するとしている。公約の最低賃金800円を下回る内訳は、正規・非正規社員は約94万人、パートなどの短時間労働者は約161万人だった。 |