日銀の通貨流通高統計によると、09年12月時点での硬貨とお札の通過流通高は85兆5106億円で、前年同月比より4兆5564億円減少し、減少幅は過去最大となったことが判明した。統計を開始した1972年以降で初めて3ヵ月連続の減少。通貨流通高の減少は、個人消費の縮小で、モノやサービスを買う機会が減ってお金のやり取りが減ったのに加えて、物価下落で使うお金が減るといった、まさにデフレそのものが影響したことに他ならない。クレジットカードの利用額も昨年10月に過去最大のマイナス幅を記録しており、依然前年を下回っており、通貨流通高減少は内需の弱含みを如実に表している。 |