内閣府が行った「定額給付金に関するアンケート調査」によると、定額給付金によって増えた消費支出は前政権が見込んだ8千億円を大きく下回る6300億円で、名目国内生産(GDP)に占める割合は0.13%だったことが分かった。約2兆円もの財政支出に見合った経済効果が得られたかについては否定的な声が多い。支給された定額給付金のうち、64.5%が消費に、35.5%が貯蓄や税、社会保険料の支払などに回った。消費に回ったとされる給付金の使い道は、テレビや旅行などの教養・娯楽が37.6%と最多で、外食を含む食料が11.7%、家具・家事用品が10%だった。 |