厚生労働省の調査によると、2008年10月時点での全国の入院患者数の推計値は139万2400人で、前回調査の05年から7万400人減少していることが分かった。このうち、全体の約66%を占める65歳以上は93万1400人で、前回より0.65%減少し、15年ぶりに減少に転じた。5歳ごとの年齢別にみると、80―84歳が最も多く、75―79歳がこれに次いだ。同省では、「新薬開発や医療技術が向上したのに加え、在宅医療などへのシフトが進んでいる」とみている。都道府県別の人口10万人当たりの推計入院患者数で最も多かったのは高知県の2191人で、神奈川県は705人で最も少なかった。また、推計患者の平均在院日数は35.6日で、前回より1.9日短縮している。 |