リクルートの研究機関であるワークス研究所が従業員5人以上の全国の民間企業を対象にした採用実態調査によると、2011年春卒業予定の新卒採用計画は「わからない」とする企業が36.6%にも達し、前年の25.1%から大幅に増加していることが分かった。同研究所では「景気動向が読めずに、採用判断を保留する企業が増えている」とみている。採用について「増える」と答えた企業は5.5%(前年8.3%)にとどまり、「減る」は9.3%(同15.7%)だった。景気が回復に進むのか二番底に陥るのかを見極めにくいため、企業の多くが採用姿勢を保留している実態が伺える。 |