東北大学公衆衛生学の研究結果によると、40歳の人の平均寿命は、肥満度別にみると「やせ」の人が最も短く、最も平均寿命の長い「太りすぎ」の人よりも6年ほど短命であることが分かった。研究グループは、世界保健機構(WHO)の基準に基づき、「やせ」「普通」「太りすぎ」「肥満」の4つに分類し、1995年から11年間追跡調査したもの。40歳の人の肥満度ごとの平均寿命は、男女ともに長かったのは、「太りすぎ」「普通」「肥満」「やせ」の順だった。同グループでは、「やせすぎると細胞の機能低下などで欠陥の壁が破れやすく循環器疾患で死亡リスクが高い」のに加えて、「栄養不足が抵抗力を減少させて肺炎などにかかるリスクが高まる」ものと指摘している。 |