厚生労働省がまとめた2008年度の介護給付費実態調査によると、1年間に1度でも介護保険サービスを利用した人は451万6400人に上ることが分かった。前年度より3.3%増加し、調査開始の2001年度以降では最多となった。介護保険サービスを利用した1人当たりの費用は全国平均で月額15万1200円となっている。都道府県別に介護サービス費用月額で最も高かったのは高知県の20万4500円で、沖縄県(19.9万円)、石川県(19.8万円)が続いた。最も低いのは岩手県の16万7700円で、秋田県(17.1万円)、埼玉県(17.1万円)が下位となっている。高齢者の増加で今後、利用者増加とサービス費用額の増加は避けられない。 |