総務省は地方財政健全化法に基づき、2008年度決算で財政が破綻状態にある財政再生団体に夕張市を、そして破綻懸念のある早期健全化団体に泉佐野市(大阪)など21市町村を認定した。再生団体と健全化団体に認定された市町村は07年度の43市町村から約半分に減少した。自治体決算を基に、財政の健全度を4指標で評価し、1つでも基準を超えると早期健全化団体に認定され、外部監査と増税や歳出削減計画を09年度内に策定し、国に報告することが義務付けられる。このため、健全化団体と認定された21市町村では、増税を考慮するか、公共事業の中止や公共料金などの値上げなどを検討しなければならない事態に陥り、住民サービスの低下は避けられない。 |