厚生労働省研究班の調査によると、過去1年間に1回以上飲酒した人の割合(飲酒率)は、20代前半では女性が男性を上回っている実態が明らかになった。20代前半女性の飲酒率は90.4パーセントだったのに対し、同世代の男性は83.5%となっている。全体の飲酒率では、男性が83.1%、女性が60.9%だった。飲酒率が高い20代前半女性は、1日の飲酒量がアルコール60グラム(日本酒換算3号)を超える飲酒者も11.7%あり、国立病院機構アルコール症センターでは、「仕事を通して若い女性の飲酒機会が増えたと思われるが、女性は依存症に陥りやすいため、対策が求められる」と危惧を覗かせている。 |