内閣府の外郭団体である経済企画協会が行った「ESPフォーキャスト調査」によると、1年後の2010年4―6月期の完全失業率は過去最悪の5.7%まで上昇するとの予測を発表した。本調査は、金融機関やシンクタンクなどの民間エコノミスト36人に経済予測を聞き取り調査したもの。実質国内総生産(GDP)は09年4―6月期が年率換算で1.98%のプラスに転じるものの、企業における採用抑制傾向は収まらずに、11年1―3月期まで5.5%前後で推移するとの予測結果となっている。また、消費者物価指数については、09年4―6月期が0.99%減となり、続く7―9月期は2.07%となり、大きく落ち込んでいくとの予測を示した。 |