日本経済新聞社は、総務省が開示した自治体別の平均給料と諸手当、ボーナスを合計した平均年収を推定算出したところ、職員の平均年収が700万円を超えている自治体は全国の1割を超える187自治体に上ることが判明した。多摩市が844.5万円(平均年齢46.2歳)で最高となり、最低は夕張市が386.6万円(同41.9歳)で、その年収差は2.2倍に達している。今回の集計では、給与額が高いとされる教職員や警察官などは除外されており、実際は地方公務員の給与はさらに高いものとみられる。厚生労働省が公表している2008年「賃金構造統計調査」による民間事業所(従業員10人以上)の全国平均は486万円となっており、地方公務員の厚遇は財政危機を露呈している自治体が多いだけに、国民の非難が集中しそうだ。 |