内閣府の国民生活モニター調査によると、「この1年間で世帯収入が減った」とする回答が、昨年8月調査から10.5ポイント増加の44.6%になったことが分かった。また、今後1年の世帯収入の見通しについても、「少し少なくなる」「かなり少なくなる」との答えが55.6%(同19.5ポイント増)に達し、これに対応するため、今後1年間の消費支出は「少し少なくなる」「かなり少なくなる」が同25.4ポイント増加の35.3%と、減る収入に支出を削って凌ぐ実態が浮き彫りとなった。さらに、先行き1年間に、失業や廃業の心配があるかについての問いに、「ある」「少しある」と3割強が回答を寄せ、雇用不安が根強いことが明らかとなった。 |