厚生労働省の調査によると、若い世代の男女を中心に「朝食抜き」の割合が高く、とくに30代男性では10年前と比べて9.7ポイントも増加の30.2%に達していることがわかった。「朝食抜き」は前述の30代男性が最も高く、次いで20代男性(28.6%)、20代女性(24.9%)が続いた。1-6歳男女児でも6.3%もあった。また同省では、朝食の摂取状況と野菜摂取量との関連を調べたところ、国民の健康づくりの指標として設定した野菜摂取目標「1日あたり350g」を上回った人の割合は、朝食を取る人で32.5%、取らない人で16.3%と2倍もの格差があることが判明した。同省では、「野菜はガンなどの生活習慣病予防に効果があり、そのためには朝食をきちんと取ることが望ましい」と呼び掛けている。 |