SBI証券などインターネット証券大手5社の8月の株式売買代金は、8兆8400億円となり、ピークだった05年12月の25兆円の約3分の1にまで落ち込んでいることが分かった。売買代金の減少は3ヵ月連続で、売買代金が10兆円台を割り込んだのは、05年7月以来となる。サブプライムローン問題以来、価格変動リスクのある金融商品への投資を控える傾向に加え、ここに来て建設や不動産業を中心とした倒産が増加していることなどが、投資家心理を冷やしたものとみられる。売買代金が減少する一方で、口座数は05年5月の2.4倍にも達する467万口座に増えており、売買せずに好機到来の様子見をしている投資家が多いとみられる。 |