国際観光振興機構(JNTO)が発表した2008年度上期(1―6月)の訪日外国人は10.0%増の433万人で、逆に日本人の出国者は4.8%減の793万人と増減が対照的だったことが分かった。訪日外国人では韓国人が132万人と最も多く、中国や豪州など10カ国・地域からの訪日客は過去最高を記録した。国が取り組んだビジット・ジャパン・キャンペーンが奏功したことや、アジアなどでの定期便・チャーター便の拡充が訪日者を増やした。他方、4年ぶりに800万人を割り込んだ日本人出国者数は、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が増加した影響が大きいとみられる。 |