野村證券が集計した世界の企業の株式時価総額をみると、原油高騰を背景に、エネルギー会社が上位3位までを独占したことが分かった。首位は米のエクソンモービル(前年2位)、2位に中国の中国石油天然気(同1位)、3位にロシアの天然ガス会社のガスプロム(同7位)。米銀のシティグループに代表される金融機関やIT企業などは後退し、世界企業の主役が交代した感がある。また、ブラジルの石油会社のペトロブラスが前年12位から5位に躍進するなど、ロシアやブラジルといった資源を持つ新興国の躍進が目立った。日本勢では、トヨタ自動車(21位)、三菱UFJファイナンシャルグループ(57位)、任天堂(82位)、NTT(93位)の4社が世界100社以内に入った。 |