スイスのビジネススクール・IMD(経営開発国際研究所)が発表した『2008年世界競争力年鑑』によると、日本の順位は20年前の首位から22位まで順位を落としていることが分かった。IMDは世界の55カ国・地域の「マクロ経済」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」などの4分野・331項目の統計や聞き取り調査をもとに、世界各国の競争力を20年間ランキングして公表している。日本は、4分野のうちで「ビジネスの効率性」と「インフラ」が評価され、前年の24位から22位にランクアップしている一方で、「マクロ経済」は後退した。1位のアメリカは前年同様だが、オーストラリア(12位→7位)や台湾(18位→13位)が躍進し、オーストリア(11位→14位)や中国(15位→17位)が順位を下げた。 |