厚生労働省の2006年国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる人とその可能性が否定できない人の推計合計人数が1870万人に上り、成人の5.6人に1人が糖尿病の疑いがあることが分かった。調査は無作為抽出した1万8千人の血液検査や運動調査などを行い、集計分析したもの。血液中のヘモグロビンの値が高く糖尿病が強く疑われると思われる人が約820万人、同数値がやや下回った糖尿病の可能性が否定できない人が約1050万人だった。02年の調査より約250万人増加している。現在、糖尿病で実際に治療を受けている患者が約246万人いると推計されており、今回の調査で今後おびただしい患者数の増加が懸念される。 |