3月決算期末の3月31日の日経平均株価は1万2525円となり、前年同期比(1万7287円)27.5%も下落した。下落幅は、02年度の27.7%に迫るものとなり、日本株の下落は世界でも突出している。この平均株価下落により、東証1部上場の時価総額は約394兆円となり、1年間で約160兆円も減り、名目国内総生産(GDP)の約8割の規模となった。また、為替相場も1年前と比べ18円も円高が進み、大きく変動した。大幅な日経平均株価下落の要因について、エコノミストは「内外景気の減速、円高、政治混乱という3つの嵐が日本を襲った」(モルガン・スタンレー・アセット・マネジメント投信)とみている。 |