金融広報中央委員会がまとめた「2007年家計の金融行動に関する世論調査」よると、1世帯当たりの金融資産の平均保有額は1259万円であることが分かった。金融商品別にみると、預貯金(郵便貯金を含む)が5割強を占め、有価証券(債権・株式・投信)が2割となっている。「貯蓄を保有していない」と回答した世帯は約2割で、ここ数年間横ばいで推移している。現在の貯蓄残高が1年前と比較して「減った」とする世帯は4割となった一方で、「増えた」世帯は約2割となっている。ただ、預貯金全体では前年より12.9%増加しており、増えた世帯の預貯金額自体が増えたと見られ、格差が拡大していることも否めない。 |