従来、融資審査に際して企業から提出された税務申告書のコピーで行ってきた銀行が、インターネットを通じて国税の申告・納税を行う「e-Tax」データの提出を受けて融資審査を行う銀行が増え出してきている。三菱UFJ銀行は、昨年11月から融資を希望する企業から税務当局に提出済みの電子申告データを受け付ける「e-決算受付サービス」を開始。また、みずほ銀行はNTTデータが開発した「e-Taxデータ受付サービス」を活用したシステムを4月から導入し、融資審査が活用するとしている。電子申告データに基づく融資審査により、従来1ヶ月を要した審査期間が2週間に短縮できることやペーパーレス化などで、今後融資審査の主流となり、「e-Tax」導入企業の普及増加にもつながるとみられる。 |