2007年の全国百貨店売上高は前年比0.5%減の7兆7千億円(日本百貨店協会発表)だったのに加えて、全国スーパー売上高は前年比1.4%減の13兆9千億円(日本チェーンストア協会発表)となり、百貨店とスーパーはともに11年連続で前年を下回った。百貨店とスーパーは昨年の猛暑による秋冬物の衣料品の販売不振響いたのに加え、百貨店はサブプライムローン問題による株安で高額品の販売が鈍ったとみられる。日本百貨店協会は「好調だった初売り以降、販売は減速してきており、株安での心理不安などにより販売不振は夏ごろまで続く」とみている。なお、百貨店とスーパーの売上高構成比では、ともに食料品が首位を占めている。 |