財団法人日本産業協会によると、同財団が設けているおとりパソコンが10月の1ヶ月間で受信した迷惑メールは過去最高の約6万1千通に達した。前年比約2.5倍にも達し、そのうち海外から発信されたものが9割以上を占め、その多くが中国からだった。中国は国内の防御対策が進んでおらず、日本の悪質業者が規制を回避するため中国にパソコンを設置し、遠隔操作でメールを送り続けていると同省はみている。また、最近は迷惑メールに「ボットウィルス」が添付されていたり、メール記載のホームページURLにアクセスすると受信者のパソコンがボットウィルス感染し、パソコン所有者の気づかないうちに悪意を持った第三者に操作されてしまう。同省は「怪しいサイトには接続しない防衛策が必要」だと喚起している。 |