外資系生命保険会社を中心に、医療保険やがん保険分野で、掛け捨てタイプから将来かけた保険料が戻ってくる貯蓄タイプの商品の発売が相次いでいる。新たな需要の掘り起こしを図るとともに、年末にも解禁される銀行窓口での医療保険の販売をにらんだ動きともみられる。チューリッヒ生命はがん診断保険では、がんにかからなければ掛けた保険料は全額返す「がん診断保険」を9月から発売。アリコジャパンでは、保険料総額からそれまでに支払われた入院給付金や健康祝い金などを差し引いた額を支払う終身医療保険「リターンズ」を6月に発売している。こうした商品が今後主流になるとみられ、生保各社は銀行取り扱いを働きかけている。 |