農林水産省は、2006年度の食料自給率は、カロリーベースで前年度比1ポイント低下し、39%になったと発表した。自給率40%を割込んだのはコメ凶作となった93年度の37%に落ち込んで以来13年ぶりとなる。06年度に自給率が落ちた要因には、日照不足や集中豪雨などにより果実・てんさい・イモ類の生産が減ったことによる。主な品目の自給率は、コメ94%、畜産物16%、小麦13%、野菜76%、魚介類59%などとなっている。また、主要国の自給率は、米国128%、フランス122%、英国70%となっており、日本の自給率の低さは先進国中最低水準にあり、政府政策の抜本的見直しが迫られている。 |