警察庁のまとめによると、昨年1年間に自殺した人は3万2千5百人で、9年連続で3万人を超えていることが分かった。男性は3.1%減少したが、女性が3.7%増加し、過去4番目の水準になった。年代別にみると、60歳以上が最多で、50歳代、40歳代の順となっており、40歳以上の中高年者で全体の72.7%を占めた。また、遺書のあった人の原因・動機をみると、「健康問題」が最も多く全体の41.5%で、次いで「経済・生活問題」となっている。最も自殺の原因で増加率の高かったのは、学業不振・学友との不仲などの「学校問題」で前年比28.2%増となった。 |