文部科学省は、学校の管理下で起きた事故への見舞金を支給する「災害共済給付制度」で、これまで対象外とされてきた学校外でのいじめによる自殺も見舞金給付対象とすると発表した。同制度は、独立行政法人日本スポーツ振興センターが運営しているもので、幼稚園から高校生までを対象とし、死亡やケガを補償している。これまでいじめによる自殺は対象外とされてきたが、校内での自殺は「学校管理下で起きた事故」とみなして見舞金が支払われてきていた。しかし、今回、「自殺の起きた場所で給付が左右されるのはおかしい」として、給付対象に加えられた。ただし、学校が設置する調査委員会が「いじめがあった」と認定した場合に給付されることになる。 |